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単結晶サファイアのご紹介
要約
機械的特性に加えて熱、電気、光学的特性など、優秀な特長を多数持つ単結晶サファイアは、精密な機械部品や超高周波領域の基板、絶縁材料など、多種多様な製品に応用されてきた。一方で、加工・成形が難しい素材でもあり、求める形状が作れなかったり、作成できても高価になったりするため、採用できないケースもあった。
しかし、近年では結晶育成・加工技術が向上し、多彩な形状をより安価に製造できるようになっている。例えば、約50年前から単結晶サファイアの製造を手掛けるあるメーカーでは、円柱形の大径・長尺インゴットや長方形の大判インゴット、異形状インゴットから切り出しや研磨などの加工を経て、多彩な形状の製造を可能としている。

本資料では、チョクラルスキ(CZ)法/EFG(Edge-defined Film-fed Growth)法それぞれにおいて、同メーカーが可能としている単結晶サファイアの形状・仕様について解説する。また、液体を応用した研磨技術やレーザーによる微細な貫通穴加工技術など、幅広いニーズに応じた部品製造を実現する加工技術も紹介している。
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